文献詳細
臨床報告
文献概要
伊藤らが1976年,樹氷状血管炎(frosted-branch-angitis)として報告した症例と同一症例と思われる稀有なる小児ぶどう膜の2例につき報告した。症例は9歳の女子と8歳の男子であり,これらの特徴は下記のとおりである。
(1)発症:健康な小児に急激な両眼の視力低下を初発症状として発症する。
(2)眼底:網膜は浮腫状に混濁しており,網膜血管は動静脈共,白鞘化している。しかし螢光眼底造影によりこの白鞘化部位は末梢迄造影された。
(3)治療・予後:ステロイド大量投与に劇的に反応し,悪化,再発をみない予後の良い疾患である。
(1)発症:健康な小児に急激な両眼の視力低下を初発症状として発症する。
(2)眼底:網膜は浮腫状に混濁しており,網膜血管は動静脈共,白鞘化している。しかし螢光眼底造影によりこの白鞘化部位は末梢迄造影された。
(3)治療・予後:ステロイド大量投与に劇的に反応し,悪化,再発をみない予後の良い疾患である。
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