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臨床報告
標準色覚検査表第1部(SPP−1)の検討—(1)スクリーニング能力
著者: 深見嘉一郎1 島本史郎1
所属機関: 1福井医科大学眼科学講座
ページ範囲:P.809 - P.812
文献購入ページに移動 先天性色覚異常者411名に対して,1)標準色覚検査表第1部(以下SPP−1と省す),2)石原表(コンサイス版),3)東京医大表(TMC炎),4) HRR表,さらにランタン・テスト,アノマロスコープにて検査を行い,4種の仮性同色表のスクリーニング能力を検討した。
強度の色覚異常(2色型色覚)に対しては,SPP−1,石原表,TMC表共にスクリーコング能力は優れている。しかし,軽度の異常者の中には,ほとんどすべての仮性同色表を正読してしまうものがいる。
そうした軽度の色覚異常のあるものは,ある仮性同色表を正読し,他の表は異常読する場合がある,,軽度色覚異常苦の色覚の劣りの型がさまざまであり,他方仮性同色表の検出能力の様態もさまざまであるので,ある型のものは,ある表にて見つけ出され,また他の表では見つけ出されないこともありうるわけである。
したがってスクリーニングには多種類の仮性同色表を使用する必要がある。
その意味で標準色覚検査表第1部,石原表,東京医大表の3種をスクリーニングに使用すると精度の高いものとなるであろう。
強度の色覚異常(2色型色覚)に対しては,SPP−1,石原表,TMC表共にスクリーコング能力は優れている。しかし,軽度の異常者の中には,ほとんどすべての仮性同色表を正読してしまうものがいる。
そうした軽度の色覚異常のあるものは,ある仮性同色表を正読し,他の表は異常読する場合がある,,軽度色覚異常苦の色覚の劣りの型がさまざまであり,他方仮性同色表の検出能力の様態もさまざまであるので,ある型のものは,ある表にて見つけ出され,また他の表では見つけ出されないこともありうるわけである。
したがってスクリーニングには多種類の仮性同色表を使用する必要がある。
その意味で標準色覚検査表第1部,石原表,東京医大表の3種をスクリーニングに使用すると精度の高いものとなるであろう。
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