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GROUP DISCUSSION
色覚異常
著者: 深見嘉一郎1
所属機関: 1福井医大
ページ範囲:P.826 - P.830
文献購入ページに移動1.桿体一色型色覚の1例
桿体一色型色覚の1例に,従来の精神物理学的手法による検査にあわせて,最近の電気生理学的検査を行い興味ある結果を得たので報告する。
症例は14歳男子,羞明を主訴として来院,視力右0.15,左0.2,水平眼振あり,眼底異常なく,仮性同色表はほとんど読めず,パネルD−15でscotopic pattern,アノマロスコープで桿体一色型色覚を示した。視野ほぼ正常,single fiash ERG正常,flicker ERGにてCFF低下,pattern VECPにて低振幅,コントラスト閾値上昇,空間周波数特性異常を示した。
桿体一色型色覚の1例に,従来の精神物理学的手法による検査にあわせて,最近の電気生理学的検査を行い興味ある結果を得たので報告する。
症例は14歳男子,羞明を主訴として来院,視力右0.15,左0.2,水平眼振あり,眼底異常なく,仮性同色表はほとんど読めず,パネルD−15でscotopic pattern,アノマロスコープで桿体一色型色覚を示した。視野ほぼ正常,single fiash ERG正常,flicker ERGにてCFF低下,pattern VECPにて低振幅,コントラスト閾値上昇,空間周波数特性異常を示した。
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