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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻8号

1984年08月発行

文献概要

連載 眼科図譜・321

ゼンメリング環の1例

著者: 升田義次1

所属機関: 1ますだ眼科医院

ページ範囲:P.838 - P.839

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 水晶体嚢外摘出術で水晶体の中央部のみが摘出されて赤道部が残り,水晶体質が前後嚢により包まれた場合,その水晶体質は前房水の溶解作用を免がれて虹彩後方に環状に残留する。これを発見者の名にちなんでゼンメリング環と呼ぶ1〜3)。嚢内法はもちろんのこと嚢外法でも顕微鏡下でKPEやI/A tipが使用されるようになった現在,この特異な後発白内障は幻の疾患となりつつある。ここにその1例を報告する。
 症例:64歳,男。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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