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臨床報告
原田病患者の臨床統計
著者: 皆川玲子1 大野重昭1 広瀬茂人1 小竹聡1 宮島輝英1 田川義継1 松田英彦1
所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1249 - P.1253
文献購入ページに移動発症年度別患者数はほぼ一定し,発病の季節は春と秋に多くみられた.
初診時眼症状として,前房内炎症細胞は56%,乳頭浮腫87%,漿液性網膜剥離,網膜浮腫は93%にみられた.夕焼状眼底は64%,角膜輪部色素脱失は85%と高頻度にみられた.
眼外症状では,髄液細胞増多が84%,聴力低下74%,頭髪の接触感覚異常72%と高頻度にみられた.
視力予後は概して良好であるが,眼合併症,初診時視力,発症年齢が大きく影響した.
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