icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻11号

1985年11月発行

文献概要

臨床報告

斜視手術時に悪性高熱症を発症した1例

著者: 北川雄士1 西村葉子1

所属機関: 1福岡大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1285 - P.1288

文献購入ページに移動
 斜視手術直後に悪性高熱症を発症し,救命しえた1例を経験した.
 症例 は4歳女児で,外斜視のため右眼内直筋前転術を笑気,ハロセン(GOF)麻酔下にて施行したところ本症を発症し,全身冷却,ダントロレン静注などですみやかに処置し救命した.後遺症は認められていない.
 眼科領域では,斜視・眼瞼下垂などの小児の外眼筋手術の際に発症することが多いといわれており,特に全身麻酔時には本症の存在を銘記すべきことを強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら