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臨床報告
斜視手術時に悪性高熱症を発症した1例
著者: 北川雄士1 西村葉子1
所属機関: 1福岡大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1285 - P.1288
文献購入ページに移動症例 は4歳女児で,外斜視のため右眼内直筋前転術を笑気,ハロセン(GOF)麻酔下にて施行したところ本症を発症し,全身冷却,ダントロレン静注などですみやかに処置し救命した.後遺症は認められていない.
眼科領域では,斜視・眼瞼下垂などの小児の外眼筋手術の際に発症することが多いといわれており,特に全身麻酔時には本症の存在を銘記すべきことを強調した.
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