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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻11号

1985年11月発行

文献概要

臨床報告

Amphotericin Bの結膜下注射が奏効したScopulariopsis brevicaulisによる角膜真菌症

著者: 小沢勝子1 土平仁2

所属機関: 1名古屋市立東市民病院眼科 2名古屋市立東市民病院皮膚科

ページ範囲:P.1289 - P.1292

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 前房内吸引物の検索により早期に診断できたScoputariepsis brevicaulisによる稀な角膜真菌症の1例を報告する.初診時には右眼角膜中央部の全層混濁,角膜中央から下方にいたる灰白色後面沈着物および眼圧上昇を認め,後にデスメ膜の皺や典型的な角膜潰瘍を呈した.PimaricinとAmphotericin Bの点眼,5-fluorocytosine (5-FC)の内服を施行したが効果が不十分であり,Amphotericin Bの点滴静注は副作用が強いために使用に耐えず,Amphotericin Bの結膜下注射が著効を呈した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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