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手術ノート
初心者のための安全な眼内レンズ手術(2)
著者: 上野山謙四郎1
所属機関: 1和歌山医大
ページ範囲:P.1304 - P.1305
文献購入ページに移動 第1報(臨眼39巻684-685,1985)以後新しく導入したことを追加する.ECCEを安定して行える術者ならば,我々の経験からしてもIOL導入は難しくない.開始後1年で十数名の医局員がIOL手術を行えるようになった.現時点で初心者にとり最短かつ最善の方法はヒーロン®を用いて前房を確保し,シムコCループ型またはクラッツ型IOLを入れるやりかたと思う.この方法なら角度付きでも容易である。ヒーロン®高価であるが自己への資本投下と考えてほしい.前房保持ワイヤーやレンズグライドは次善の策であり,空気を使う方法は熟練してから試みるべきであろう.
もう一つの可能性としてシリコンレンズがあり,まだ治験段階であるが,著者の経験では6ミリ程度の創から入れるなら後房へのレンズ挿入は容易であり,現在入手できるPC-IOLの中でも最も初心者にやさしいレンズではないかと感じる.
もう一つの可能性としてシリコンレンズがあり,まだ治験段階であるが,著者の経験では6ミリ程度の創から入れるなら後房へのレンズ挿入は容易であり,現在入手できるPC-IOLの中でも最も初心者にやさしいレンズではないかと感じる.
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