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臨床報告
レーザー暗点による視野検査法
著者: 真壁祿郎1
所属機関: 1フランクフルト大学眼科
ページ範囲:P.1333 - P.1336
文献購入ページに移動 眼底レーザー光凝固の要領でGoldmann三面鏡を通して,指標の補助レーザー光線を眼底に投影して,網膜上で暗点を検出した.
(1)網膜面での光点の明るさは,普通使用する光線強度で既に視野計視標に較べてはるかに強力である.したがって,浮腫,滲出や出血を伴う黄斑部疾患などで,潜在的の機能回復能力が把握できる.
(2)透光体混濁で眼底検査,視野検査の困難な症例でも暗点,視野欠損を検出しうる.
(3)耳側囲辺の病巣など視野計でとらえられない視野欠損も発見できる.
(4)適切な微弱光線を使用すれば比較暗点も検出される.
(5)眼底レーザー凝固施行の際に併用して有益である.
(1)網膜面での光点の明るさは,普通使用する光線強度で既に視野計視標に較べてはるかに強力である.したがって,浮腫,滲出や出血を伴う黄斑部疾患などで,潜在的の機能回復能力が把握できる.
(2)透光体混濁で眼底検査,視野検査の困難な症例でも暗点,視野欠損を検出しうる.
(3)耳側囲辺の病巣など視野計でとらえられない視野欠損も発見できる.
(4)適切な微弱光線を使用すれば比較暗点も検出される.
(5)眼底レーザー凝固施行の際に併用して有益である.
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