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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻2号

1985年02月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

比較的大きい網膜裂孔に対するシリコンボールのプロンベとしての有用性について

著者: 本多繁昭1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.157 - P.160

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(1)裂孔原性網膜剥離の手術では裂孔の閉鎖に完璧を期すことが必要である.比較的大きい裂孔の場合裂孔のかたちがどんなものであっても球型のプロンベがより合理的に目的を達することができる.
(2)今回使用したボールはジメチルポリシロキサンでできており非吸水性で感染の危険もなく滅菌も簡単であり,使用に便利である.
(3)黄斑円孔のプロンベの縫着に困難をきわめるとき生体接着剤を利用することもできる.
(4)29例29眼の大きい裂孔と4眼の黄斑円孔にシリコンボールをプロンベとして利用し87.8%が復位した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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