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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻2号

1985年02月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

特発性中心性漿液性脈絡膜症の螢光眼底血管造影法所見

著者: 吉岡久春1 小嶋嘉生1

所属機関: 1久留米大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.165 - P.170

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 本症79例81眼の螢光眼底血管造影所見から,定型型,急性網膜色素上皮炎型,およびacutc posterior multifocal placoid pigment epitheliopathy様あるいは脈絡膜三角形症候群様型の3型に分類された.その結果,(1)本症にみられる定型型の螢光漏出点も脈絡膜前毛細血管細動脈の軽度,一過性虚血(スパズム)によることが暗示された.(2)本症にみられる3型の螢光像は,侵される脈絡膜の動脈(あるいは後毛様動脈)の部位,数,スパズムの程度および持続時間に左右されるものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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