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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻2号

1985年02月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示

翼状片のグリコサミノグリカンについて

著者: 金子昌幸1 高久功1 桂暢彦2

所属機関: 1長崎大学医学部眼科 2長崎大学歯学部口腔生化学

ページ範囲:P.176 - P.177

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 緒言 翼状片についての組織学的研究は数多くなされているものの,現在もなおその発生のメカニズムは不明であり,再発性のために,諸家を悩ます疾患である.我我はそのグリコサミノグリカン(GAG)に注目し,生化学的に分析し,ヒト結膜のGAGと比較検討した.
 実験方法 手術により得られた翼状片組織およびアイバンク眼より得られた結膜を,エタノール,エーテル処理し,脱脂乾燥物を得た.エラスターゼ消化にひきつづきコラゲナーゼ消化し,更にプロナーゼ消化後,10%TCAにて除蛋白し,GAGを得た(図1).GAGの成分分析をするとともに,二次元電気泳動1),二糖マッピング法2)により,GAG組成を調べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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