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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻2号

1985年02月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示

角膜ヘルペスの細胞学的検索—酵素抗体法の試み

著者: 水原誠一1 小林忠男2

所属機関: 1滋賀医科大学眼科学教室 2済生会滋賀県病院細胞病理

ページ範囲:P.180 - P.181

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 緒言 近年,免疫組織学の分野に抗体の標識を酵素で行う新しい方法(酵素抗体法-PAP法1)が導入され,細胞診にも応用されはじめてきた.今回著者らは,臨床的にherpes simplex keratitis (以下HSKと略す)と思われる症例に対して,細胞診とPAP法を行い,その有用性を検討した.
 対象 樹枝状角膜炎3眼(うち2眼は実質型角膜炎と樹枝状角膜炎の合併例),角膜潰瘍1眼,実質型角膜炎4眼(表層病変の合併なし)の計8眼で,角膜潰瘍の1眼を除いていずれもその病態や経過,既往歴などから臨床的にHSKと診断された.角膜潰瘍の症例は始めHSKと診断されず,難治であったため診断のためにPAP法を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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