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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻2号

1985年02月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示

Iridocorneal endothelial (ICE)症候群における角膜内皮細胞の形態と機能

著者: 松原正男1 新家真1 北沢克明1 大原国俊2

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.188 - P.189

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 緒言 Iridocorneal endothelial (ICE) syndromeは,Essential iris atrophy, Chandler's syndrome, Cogan-Reese syndromeを同一の疾患群であるとして上記三疾患を総称するものである1).本症候群では角膜内皮細胞の異常が主病変であり,内皮細胞の虹彩面上への異常増殖により周辺虹彩前癒着,眼圧上昇,虹彩萎縮,瞳孔偏位等が生じるとされる.我々は本症候群の3例について角膜内皮細胞の形態と機能の測定を行った.
 対象と方法 症例1:38歳,女.36歳時に左眼の瞳孔の不整に気付く.視力右1.2(n.c.),左1.2(n.c.).眼圧右16,左17mmHg.6時方向の瞳孔縁は下方に牽引され,5〜7時に周辺虹彩前癒着(PAS)をみる(図1).角膜は透明だが外下方の内皮面の反射はbeaten silver様を示す.右眼は正常.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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