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特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
超未熟児における網膜症の進行に関与する全身諸因子の検討
著者: 加藤寿江1 馬嶋昭生1 鎌尾憲明1 田中純子1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.271 - P.275
文献購入ページに移動(1)名市大NICUでは1975年〜1977年と比べ,1978年以降超未熟児が増加している.
(2)超未熟児では網膜症発生率は100%である.
(3)超未熟児の増加に伴って,重症網膜症も増加している.
(4)網膜症の進行は,酸素投与期間および交換輸血以外の全身諸因子とは関連性はない.
(5)進行度は児の個体差が大きく関与し,全身状態のみからでは進行を推定することは困難である.
(6)失明防止のためには,早期からの厳重な眼科的管理,適切な治療が必要である.
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