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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻3号

1985年03月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

いわゆるEales病について

著者: 佐藤圭子1 白木邦彦1 井上一紀1 三木徳彦1 巽陽一2

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室 2大阪市立大学臨床検査医学教室

ページ範囲:P.322 - P.329

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(1)いわゆるEales病と診断された34例53眼について報告した.これは本邦における最多症例数で,経過観察し得た症例(その中,光凝固症例23例32眼,硝子体手術例4例4眼)は全例予後良好であった.早期に発見し,十分に光凝固を行えば良好な結果が得られるものと思われた.
(2) Eales病は網膜周辺部における血管閉塞性の疾患と考えられ,血液学的検査にてfibrinopeptide Aは正常範囲,fibrinopeptide Bβ15-42は明らかに高値を示す症例を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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