文献詳細
特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
文献概要
緒言 ヒト人工水晶体移植眼の病理学的検索は米国などにおいては報告があるが,本邦においては谷口らの報告1)のみである.我々は後房レンズ(Kratz type)移植術後1年3カ月で死亡した人眼を用いて,その病理学的所見から偽水晶体眼における病態を検索した.
症例 患者は90歳女性.1982年1月25日初診時視力は右=s.L.(+) 左=0.3 (n.c.).1982年11月16日P-ECCE後PC-IOL移植術実施(ヒアルロン酸Na使用).1983年3月25日視力右=(0.7×IOL〓cyl−3.0D→)左=0.4(n.c.)。1984年2月14日胃癌にて死亡.
検索方法 光学顕微鏡(連続切片)による検索は,通常染色としてH.E染色,PAS反応を行い,免疫組織化学的検索(PAP法)はS-100,Lysozyme,α1-anti-trypsin,Fibronectinで実施した.電子顕微鏡は透過型電顕と走査型電顕を用いた.
症例 患者は90歳女性.1982年1月25日初診時視力は右=s.L.(+) 左=0.3 (n.c.).1982年11月16日P-ECCE後PC-IOL移植術実施(ヒアルロン酸Na使用).1983年3月25日視力右=(0.7×IOL〓cyl−3.0D→)左=0.4(n.c.)。1984年2月14日胃癌にて死亡.
検索方法 光学顕微鏡(連続切片)による検索は,通常染色としてH.E染色,PAS反応を行い,免疫組織化学的検索(PAP法)はS-100,Lysozyme,α1-anti-trypsin,Fibronectinで実施した.電子顕微鏡は透過型電顕と走査型電顕を用いた.
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