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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著

角膜真菌症に対するmiconazole点滴静注療法

著者: 石橋康久1 松本雄二郎2 武井一夫2

所属機関: 1筑波大学臨床医学系眼科 2筑波大学附属病院眼科

ページ範囲:P.451 - P.454

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 44歳男性の左眼および53歳男性の左眼に認められた角膜真菌症に対してmico-nazoleの点滴静注療法を行った.この療法により病変は4〜5日目から改善傾向を示し,3週間,24,600mgの投与により治癒した.第1例では0.04であった視力が1.0となり,第2例では0.05から0.5に回復した.投与中に血清の中性脂肪およびリン脂質の価が上昇したが,投与終了後は速やかに正常値に復し,それ以外の副作用は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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