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特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
実質型角膜ヘルペスにおけるステロイド非投与例の検討
著者: 北川和子1 佐々木一之1 高橋信夫1 都築春美1
所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.461 - P.465
文献購入ページに移動(1) IDUのみで軽快傾向のみられたものは22例23眼(59%)であり,残りの症例にはF3T, IDC, Ara-A等を投与した.
(2)上記の治療に抵抗性であったもの,再発を繰り返した症例に対しては,レバミゾールの内服を併用した.投与量は週1回100mgとし,10〜17週用いた.
(3)中断の1例を除く全例に軽快をみ,33例(87%)で視力の改善がみられた.初診より治癒までの期間は平均70日であった.
(4)治癒と判定後の平均観察期間は15.6カ月で,この期間内における再発は27.3%であった.
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