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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著

各種後房レンズの術後固定状況

著者: 荻原博実1 松永浩一1 谷口重雄1 深道義尚1

所属機関: 1昭和大学医学部眼科

ページ範囲:P.489 - P.493

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 3種の角度付き後房レンズ,すなわちSinskeyレンズ,Cループレンズ,Kratzレンズ移植眼について,その固定状況を特にレンズの中心ずれ(decentration)の面から比較し,更に視機能についても検討し以下の結果を得た.
(1) Decentrationは0〜3.0mmまでであった.
(2) sulcus-sulcus固定で,decentrationは最小であった.
(3) bag-bag, sulcus-sulcus固定共に3種のレンズによるdecentration分布に差はみられなかったが,bag-sulcus固定では,Cループレンズの方が,Sinskeyレンズよりdecentrationが小さい傾向にあった.
(4) Decentrationと視力および円柱レンズとは無関係であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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