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GROUP DISCUSSION
眼先天異常
著者: 馬嶋昭生1
所属機関: 1名古屋市大
ページ範囲:P.556 - P.558
文献購入ページに移動1.Ochratoxin Aによる眼形成異常に関する研究.強角膜Sclerocorneaの発生学的考察
白井正一郎・大鹿智・馬嶋昭生(名市大)
妊娠7日のJcl:ICRマウス腹腔内にochratoxin Aを2または3mg/kg投与し.妊娠10,12,14,16,18日に胎仔をとり出して,眼部を組織学的に観察した.眼杯前縁部が角膜裏面に接するように存在し,角膜実質を形成する間葉系組織中に血管が認められ,強角膜に相当すると考えられる所見を得た.眼杯外板との組織相互作用の障害により,角膜内皮や実質となる間葉系組織が強膜様組織へと分化し,強角膜が成立すると推定した.
白井正一郎・大鹿智・馬嶋昭生(名市大)
妊娠7日のJcl:ICRマウス腹腔内にochratoxin Aを2または3mg/kg投与し.妊娠10,12,14,16,18日に胎仔をとり出して,眼部を組織学的に観察した.眼杯前縁部が角膜裏面に接するように存在し,角膜実質を形成する間葉系組織中に血管が認められ,強角膜に相当すると考えられる所見を得た.眼杯外板との組織相互作用の障害により,角膜内皮や実質となる間葉系組織が強膜様組織へと分化し,強角膜が成立すると推定した.
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