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特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学術展示
硝子体手術用電磁式眼内マグネットの試作
著者: 三木徳彦1
所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.640 - P.641
文献購入ページに移動 緒言 眼内鉄片異物の摘出方法として,硝子体手術法は従来のマグネット法に比して,はるかに予後が良好であると報告してきた1,2).しかしながら,硝子体鉗子で異物をつかみ摘出するのは技術的に簡単なことではない.そこで,この摘出を容易にするため,硝子体手術時の使用に便利な電磁式眼内マグネットを作製したので報告する.
本装置の特徴 硝子体手術用電磁式眼内マグネットは眼内挿入チップの長さを30mm,太さを,20G (ゲージ)と16Gの2種類とした.20Gは最大10g,16Gは最大30gの鉄片を持ち上げることができる.磁力の強さは,本体のスイッチにより強,弱(2:1)に,またフットスイッチより,強,弱(2:1)の,それぞれ2段に切り換えが可能である.灌流付きハンドピースも作製した.ハンドピースの直径は13mm,全長170mm,重さは,60gで,硝子体手術時の操作に適していた.
本装置の特徴 硝子体手術用電磁式眼内マグネットは眼内挿入チップの長さを30mm,太さを,20G (ゲージ)と16Gの2種類とした.20Gは最大10g,16Gは最大30gの鉄片を持ち上げることができる.磁力の強さは,本体のスイッチにより強,弱(2:1)に,またフットスイッチより,強,弱(2:1)の,それぞれ2段に切り換えが可能である.灌流付きハンドピースも作製した.ハンドピースの直径は13mm,全長170mm,重さは,60gで,硝子体手術時の操作に適していた.
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