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特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学術展示
Open loop刺激による対光反応について—鼻側および耳側網膜刺激による直接および間接反応の検討と半盲患者への応用
著者: 白川慎爾1 長谷川幸子1 石川哲1
所属機関: 1北里大学医学部眼科
ページ範囲:P.656 - P.657
文献購入ページに移動方法 対象とした被検者は眼疾患の既往のない正常者16名(男性8名,女性8名)で,年齢は20〜31歳(平均年齢26歳)と後頭葉障害による同名半盲患者6名である.これらの患者はすべて典型的同名半盲を呈しており,かつ黄斑回避も認められた.用いた装置はopen loop刺激の単眼用赤外線電子瞳孔計で光刺激装置と測定用カメラが分離しているため直接,間接反応がとれるように設計してある光刺激は2000trolandで刺激時間は0.5sec,中心窩より鼻側および耳側へそれぞれ5°の位置で直径5°の範囲で刺激を行った.15分間の暗順応後,直接および間接反応をそれぞれ3回ずつ残像が残らないように一定の間隔をおきながら測定した.測定に関しては瞳孔反応が安定している時間帯,昼食後1時間を除く午前9時から午後3時の間で測定した.
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