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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻6号

1985年06月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

Laser trabeculoplastyの臨床的および形態学的研究

著者: 三浦孝博1 松浦啓之1 魚谷純1 清水正紀1 船田雅之1 藤永豊1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.721 - P.725

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 教室におけるlaser trabeculoplasty (LTP)の最近の成績とLTP後眼圧コントロール不良例および正常隅角眼のLTP施行1週後の形態学的観察を行った.薬物治療不能な緑内障18例23眼に対しLTPを施行し,11例14眼(60.9%)で眼圧のコントロールが得られた.
 LTP後眼圧コントロール不良例のトラベクレクトミー切除片では,線維柱帯間隙の狭細化とシュレム氏管の一部に閉塞がみられた.また,走査電顕的に線維柱表面に膜様物の形成が観察された.
 照射1週後の正常隅角眼では,線維柱帯に間隙の拡大と内皮網の菲薄化がみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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