文献詳細
特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学会原著
文献概要
眼筋手術の量定を目的として,術前,術後の眼位を正確にかつ定量的に測定するために,写真およびビデオカメラによる撮影計測を行った.写真撮影は望遠,接写装置にプリズムを併用して角膜写真像の拡大をはかり,この角膜反射像より斜視角を測定した.
カメラの移動撮影により,斜視角またはむき眼位よりの角膜反射像が明確になり,正確な計測ができるようになり,特に上下偏位のある際に有利である.
下斜筋過動の程度を表わすために,患眼の30°内転時の上方偏位角を用いることとした.これにより,mm単位で表わされる下斜筋後転術との比較において下斜筋の手術量定を数量的な関係として検討することが可能となる.
ビデナヵメラを使用して,眼球運動,眼位の状態を記録し,手術の量定法に役立てることとした.
カメラの移動撮影により,斜視角またはむき眼位よりの角膜反射像が明確になり,正確な計測ができるようになり,特に上下偏位のある際に有利である.
下斜筋過動の程度を表わすために,患眼の30°内転時の上方偏位角を用いることとした.これにより,mm単位で表わされる下斜筋後転術との比較において下斜筋の手術量定を数量的な関係として検討することが可能となる.
ビデナヵメラを使用して,眼球運動,眼位の状態を記録し,手術の量定法に役立てることとした.
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