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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻6号

1985年06月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学術展示

鈍的眼外傷の統計的観察—その2 外傷性黄斑円孔の視力予後と合併症

著者: 山内昌彦1 難波彰一1 平井健一1 泉谷昌利1 森野智英子1 河合蘭子1 大沢英一1 松山道郎1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.780 - P.781

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 緒言 黄斑円孔は一般に視力予後が不良であると考えられているが,外傷性黄斑円孔では,full thickness hole(以下FHと記す)であっても,視力の改善が比較的良好な場合がある.そこで,視力予後が良いのはどのような症例か,また視力予後に大きな影響を及ぼす網膜剥離を起こすのはどのような場合かを知る目的で外傷性黄斑円孔25症例について臨床的検討を加えた.
 対象 1975年1月より1984年6月までに大阪市大眼科を受診した外傷性黄斑円孔の患者のうち経過観察しえた25例25眼を対象とし,円孔の性状,固視点の位置による視力予後および網膜剥離,網脈絡膜萎縮の合併について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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