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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻6号

1985年06月発行

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その5)

学術展示

Horner症候群にみられた軽度眼瞼下垂に対するMüller筋・結膜短縮術の検討

著者: 粟屋忍1 菅原美雪1 冨安誠志1 三浦元也1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.784 - P.785

文献概要

 緒言 従来から軽度の眼瞼下垂の矯正にはFasanella-Servat法1)が有効であるとされている.これに対し,1975年,PuttermanおよびUristはFasanella-Servat法が奏効する機序は瞼板や眼瞼挙筋の部分切除によるのではなく,Müller筋の部分切除によるものであるとし,この目的のために,瞼板を切除することなく,Müller筋と結膜のみを部分切除する方法2)を発表した.
 我々は今回,神経レベルの麻癖の後遺症としてとかく放置されやすいHorner症候群などにみられるMüller筋の弛緩を主因とする眼瞼下垂に対してPutterman-Urist法を施行し,その結果を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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