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臨床報告
Preferential looking法による極小未熟児の視力発達
著者: 若林憲章1 多田桂一1 横谷千晴1 蠟山敏之1 佐藤美雪1 亀松さくら1 江口甲一郎1
所属機関: 1江口眼科病院
ページ範囲:P.789 - P.793
文献購入ページに移動(2) PL法は乳幼児の視覚障害の早期発見のために,定量的視力評価法として優れた検査法であり,臨床面で広く用いられるべきである.
(3)片眼視力の測定が難しく正確なPL視力が測定できない症例に対しては,月齢に即した工夫によって更に成功率を向上させることが期待できる.
(4) PL法によって得られた極小未熟児および超未熟児の視覚発達の特徴は,出生直後からは視性刺激を受けても視力の発達を開始せず,出産予定日を3カ月過ぎた頃から早産分だけ遅れて発達する.出生後6カ月経過すれば,正常乳幼児と同様の発達を示す.
(5)極小未熟児および超未熟児の視覚発達は,出産予定日から考えることが妥当である.
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