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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻7号

1985年07月発行

連載 眼科図譜・332

ひょうたん型眼球

著者: 桐渕利次1 平田勲1 知原秀樹1 丸尾敏夫1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.836 - P.837

文献概要

 近年,視神経乳頭部先天異常の中で視神経入口部の拡大と陥凹を呈し,奇異な収縮運動を認める症例についての報告が注目されてきている.この異常運動の原因としてmuscular contraction mechanismが考えられ,その部の強膜にatavistic retractor bulbi muscleの存在が想定されているが,これらはまだ確認されていない.今回我々は異常な収縮運動を伴うひょうたん型の眼球を呈した症例を経験し,斜視の手術の際に筋性膜様組織を確認することができたので,ここに報告する.
 症例:3歳11カ月,女子.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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