文献詳細
連載 眼科図譜・332
文献概要
近年,視神経乳頭部先天異常の中で視神経入口部の拡大と陥凹を呈し,奇異な収縮運動を認める症例についての報告が注目されてきている.この異常運動の原因としてmuscular contraction mechanismが考えられ,その部の強膜にatavistic retractor bulbi muscleの存在が想定されているが,これらはまだ確認されていない.今回我々は異常な収縮運動を伴うひょうたん型の眼球を呈した症例を経験し,斜視の手術の際に筋性膜様組織を確認することができたので,ここに報告する.
症例:3歳11カ月,女子.
症例:3歳11カ月,女子.
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