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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻7号

1985年07月発行

文献概要

特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学術展示

眼感染症における無芽胞嫌気性菌の発症病理に関する研究—第2報 ステロイド結膜下注射の影響

著者: 永井重夫1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.910 - P.911

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 緒言 眼感染症より検出される無芽胞嫌気性菌は,Propionibacterium acnes (以下,P.acnes)が多い.第1報1)においては,臨床分離のP.acnesをモルモット眼の硝子体に接種し,臨床経過,硝子体内生菌数の推移および病理組織像を検討した.それによって,P.acnesにより眼内炎が発症することを明らかにしたが,その病原性は眼に対して弱毒性であることがわかった.
 今回は,host側因子に変化を与える目的で,モルモット眼にステロイド剤の結膜下注射を行なった後に,P.acnesを接種して,眼内炎の病態に及ぼす影響について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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