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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻7号

1985年07月発行

文献概要

臨床報告

乳頭周囲領域の拡大と陥凹,硝子体中の索状物を認める乳頭部先天異常

著者: 東範行1 田中靖彦1 小口芳久1 植村恭夫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.935 - P.942

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 視神経乳頭周囲領域の拡大と陥凹および硝子体中の索状物を認める眼先天異常7例8眼について臨床的および電気生理学的検討を行った.乳頭部の所見は朝顔症候群,コロボーマ,乳頭周囲ぶどう腫を呈しており,また従来第一次硝子体過形成遺残と呼ばれている異常に一致する所見が認めらねた.これらは視力不良で小眼球や広範な網膜脈絡膜異常を多く伴い,ERGやVEPも不良であり,網膜剥離の合併が多いことから乳頭部先天異常のなかでもきわめて予後不良な群であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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