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眼科諸流派の秘伝書(43)
著者: 中泉行信1 中泉行史1 斉藤仁男1
所属機関: 1研医会
ページ範囲:P.982 - P.983
文献購入ページに移動中国(明代)眼科書には眼病の病理を説明するのに五輸八廓説,五臓五仏説,十二神の説,五行生剋の説等が述べられているが,わが国の近世初期の眼科はこれら中国(明代)眼科伝来の影響で,五輪八廓説や五臓五仏説を採入れているものが多く,馬島流を初めとする眼科諸流派の秘伝書によってそれをうかがい知ることができる.標題の「眼目女伝書」は五臓五仏説に従って記述された秘伝書である.
本書はおよそ20葉,全1冊(16×22.5cm)よりなり,本文は大方平仮名に変体仮名を混えた記述である.
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