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臨床報告
難治性ぶどう膜炎に対する血漿交換療法について
著者: 福富登美代1 片山寿夫1 藤原久子1
所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1023 - P.1027
文献購入ページに移動症例1は48歳男性で,ベーチェット病で罹病期間は12年間で,59年より再発を数回おこし,視力が低下した例である.症例2は69歳男性,5年前より完全に治癒しない原因不明のendogenous chronic uveitisでステロイド全身投与が中止にできない症例である.両者に対し,週1回計3回,6,000〜7,000mlの血漿交換を行い,明らかに血液成分を改善させ,症例2においては,臨床症状の自覚的,他覚的な改善が得られ,ステロイドの全身投与が中止できるようになった.
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