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臨床報告
Interstitial linear keratitisの1例
著者: 高橋堅一1 高橋誠1 中山龍子1 櫻木章三1 山田酉之
所属機関: 1秋田大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1051 - P.1056
文献購入ページに移動(1)患者はソフトコンタクトレンズ(SCL)装用者であった.
(2)本例がSCL装用者であったという点を除けば,Grabner,Schwabらの症例と同様,若年若,片眼性で,角膜を横切って強角膜輪部から対側の輪部まで伸展したsemicircularfashionを示し,その線状混濁はボーマン層〜前部実質に位置していた.
(3)ステロイド点眼にて速やかな改善が得られ,現在までのところ線状病変の遊走や再発はなく,軽度の血管侵入を伴う瘢痕を残して治癒状態にある.
(4)血清梅毒反応は陰性で,他の全身検査にても原因を示唆する様なデータは得られなかったが,病因として免疫反応の関与が想定された.
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