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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻9号

1985年09月発行

連載 眼科図譜・334

特発性網膜色素上皮裂孔

著者: 山本起義1 金井清和1 岡田寿夫1 宇山昌延1

所属機関: 1関西医科大学眼科

ページ範囲:P.1092 - P.1093

文献概要

 緒言 網膜色素上皮(以下色素上皮と略す)裂孔は1981年Hoskinら1)によりはじめて記載された.高齢者に生じる大きい網膜色素上皮剥離の剥離部の辺縁で色素上皮が線状にさける結果,両側の色素上皮が収縮して大きい色素上皮の欠損部を形成する.裂孔が黄斑部に発生すると,急激な視力低下をおこす1〜4).わが国では,我我が先に光凝固後に発生した本症を報告した以外5)未だに本症の報告例はない.今回我々は自然に発生した本症を経験したので紹介する.
 症例 :42歳男性.初診1984年1月24日.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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