文献詳細
連載 眼科図譜・334
文献概要
緒言 網膜色素上皮(以下色素上皮と略す)裂孔は1981年Hoskinら1)によりはじめて記載された.高齢者に生じる大きい網膜色素上皮剥離の剥離部の辺縁で色素上皮が線状にさける結果,両側の色素上皮が収縮して大きい色素上皮の欠損部を形成する.裂孔が黄斑部に発生すると,急激な視力低下をおこす1〜4).わが国では,我我が先に光凝固後に発生した本症を報告した以外5)未だに本症の報告例はない.今回我々は自然に発生した本症を経験したので紹介する.
症例 :42歳男性.初診1984年1月24日.
症例 :42歳男性.初診1984年1月24日.
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