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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻9号

1985年09月発行

文献概要

臨床報告

標準色覚検査表第2部後天異常用の検出能力—その2 先天性色覚異常者について

著者: 市川一夫1 中嶋潤1

所属機関: 1社会保険中京病院眼科

ページ範囲:P.1095 - P.1098

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 第1色覚異常9名,第2色覚異常29名,第3色覚異常4名,杆体一色型色覚2名について,標準色覚検査表第2部後天異常用(SPP part 2)で検査して,以下の結論を得た.
(1)第1色覚異常,第2色覚異常ともに,SPP part 2の赤緑色覚異常検出用5文字の内第12表の文字「4」をほとんど間違えず,他の4文字はほとんど間違えた.
(2)第1色覚異常,第2色覚異常ともに,SPP part 2の青黄色覚異常検出用11文字の内第3表の文字「2」のみを誤ったが,誤りは第1色覚異常に少なかった.
(3)第1色覚異常,第2色覚異常ともに,SPP part 2の第5表の文字「2」を多く誤り,この文字は特定の色覚異常の検出用に作られていないが,赤緑色覚異常検出用にすべきであると考えた.
(4)第3色覚異常は,SPP part 2の青黄色覚異常文字以外をほとんど間違えなかった.
(5)杆体一色型色覚は,SPP part 2を全表誤読した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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