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臨床報告
第一次硝子体過形成遺残の1家系
著者: 中村昌生1 箕田健生1
所属機関: 1東京都養育院附属病院眼科
ページ範囲:P.1099 - P.1104
文献購入ページに移動(1)第一次硝子体過形成遺残およびその亜型としての硝子体発生異常を多発した1家系5症例を経験した.
(2)この家系の遺伝形式は常染色体性優性遺伝と推定された.
(3)5症例全例に後部硝子体由来と考えられる異常所見を認めた.また4例が両眼性に罹患していた.これら二つの特徴は,過去における遺伝性を有した硝子体発生異常の報告とよく一致した.
(4)家族性に生じる第一次硝子体過形成遺残およびその亜型としての硝子体発生異常は,孤発性の症例と比較し,その臨床像をやや異にすると考えられる.
(2)この家系の遺伝形式は常染色体性優性遺伝と推定された.
(3)5症例全例に後部硝子体由来と考えられる異常所見を認めた.また4例が両眼性に罹患していた.これら二つの特徴は,過去における遺伝性を有した硝子体発生異常の報告とよく一致した.
(4)家族性に生じる第一次硝子体過形成遺残およびその亜型としての硝子体発生異常は,孤発性の症例と比較し,その臨床像をやや異にすると考えられる.
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