icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科39巻9号

1985年09月発行

臨床報告

眼瞼痙攣の新しい手術方法

著者: 三木正毅1 三浦昌生1 近藤武久1 高塚勝哉2

所属機関: 1神戸中央市民病院眼科 2神戸中央市民病院内科

ページ範囲:P.1117 - P.1120

文献概要

 薬物療法が無効または継続できなかった眼瞼痙攣の症例3例に対して,Ander-sonの報告したeyebrow-eyelid stripping procedure,あるいはこれに順じた手術療法を行い,満足すべき効果を得た.本法の長所は顔面神経麻痺などの副作用がないうえに,起因筋を処置するという解剖学的に合理的な手術であり,同一術野で眼瞼挙筋腱膜の離断を修復できること,他の眼瞼手術と同様に比較的簡単でしかも効果が確実なこと,手術量の決定が程度により変えられ,段階的手術も可能なことなどであり,今後の眼科領域における眼瞼痙攣の有望な方法であると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら