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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻1号

1950年01月発行

文献概要

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こわれた螢光燈に注意なさい

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所属機関:

ページ範囲:P.28 - P.28

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 リーダーズダイジエスト24年11月号に表題の樣な記事が出てゐる.我々眼科医は常日頃通常の電球も破片硝子が薄くて小さくて眼に入つたり或は負傷口に入つたりして取り除くのに苦勞するのに,又々大いに苦勞するものが出てきた.同記事によると螢光燈の硝子の面には燐の化合物が塗布してあるのである.だから螢光燈硝子の破片で傷つくと燐の化合物が傷面に入る事になる.燐の傷がなほらない事は我々耳にたこが出來る樣にきかされた.思い出してもいやな事,防空演習警防團等で(若い方は軍医として)燐化合物の射彈や毒瓶斯の傷面がなをらぬ事はよくよく聞かされた.又その燐が出てきたのである.螢光燈はどんな山間でも田には誘蛾燈として日本國中にあるあの廢物を子供などがおもちやにしてけがをする事は随分考えられる事である燐が少量でも眼に入つたら特に注意して処置しなければならぬ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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