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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻12号

1950年12月発行

臨床實驗

ナイトロジェンマスタードにて治療せる眼窩肉腫及び癌腫例

著者: 松尾治亘1 橋本豊島1

所属機関: 1東京医大眼科

ページ範囲:P.541 - P.543

文献概要

緒論
 現在一般に腫瘍,特に惡性腫瘍に対する治療法として,1)手術療法,2)放射線療法,3)化学療法の3者が考えられるが,而も此の内の2つ又は3つのものを併用する事も可能である.放射線療法は主としてX線とラヂウムを用い,其の他最近は放射性同位元素も用いられている.化学療法としては,ウレタン,ナイトロジェン・マスタード(以下N.M.と略す),葉酸其の他性ホルモン等が挙げられる.
 我々は最近N.M.を使用して治療した眼窩腫瘍の2例を経驗し,その内眼窩肉腫の1例に於て著効を見たので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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