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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻12号

1950年12月発行

文献概要

眼科醫の知識

テラマイシンの眼科的應用

著者: 中泉

所属機関:

ページ範囲:P.547 - P.547

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 テラマイシンには四つの製品がある.(1)内服用カプゼル,(2)0.1%眼軟膏,(3)点眼溶液用結晶,(4)定量用標準結晶である.すべて室温で長期間効力不変であるが,溶液にすると氷室で一週間しか保たない.
 眼科では多くの場合軟膏にして用いるのが便利である.既製の軟膏が手に入らなければ内服用のものから自製すればよい.結晶は微細であるから,そのまま(水を加えてはいけない!)白色ワセリンとよく研和すれば良い最初少量の脱水ラノリンと研和して後ワセリンを加えると研和が容易である.白色ワセリン及びラノリンは市販局方のものでよい.1カプゼルは250mg入りであるから,これから50gm又は250gmの軟膏を作れば,夫々0.5%及び0.1%になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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