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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻12号

1950年12月発行

文献概要

臨床實驗

遠視と自覚的屈折度

著者: 石郷岡淸1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.554 - P.555

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 遠視眼殊に若年者の遠視眼を,僞近視と比較して考えてみる時,多くの示唆が與えられる.周知のように若年者の遠視眼では,明視の目的の爲め常に毛樣筋の持続的收縮を行つているが,此の遠視眼の屈折度を少し近視側にずらして考えれば,僞近視によく似た像を思わせる.從つて遠視眼をよく観察するならば,僞近視の成立に何らか教えられるものがあるのではないかと考え,遠視眼の自覚的屈折度を色々檢査してみた.
 若年者の遠視では,自覚的屈折度は変化し易く,又凹レンズに應じたりするのであるが,大体次の5群に分ける事が出來た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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