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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻2号

1950年02月発行

臨床實驗

視力の累加

著者: 小島克1

所属機関: 1名鉄

ページ範囲:P.58 - P.59

文献概要

 試視力表で,3米から10米迄1米毎に視力を測り視力累加の状況を調べた.(表中,○は累加なきもの,+は累加あるもの,一は片眼視が優るもの).
 中島氏表・各視距離での平均視力からみると「仮名」では7米(0.24)9米(0.16)が目立つ程度であり,「ラ」環では,累加が目立ち6〜9米間が0.2程度である.但10米では両者共に0.1に達しない.内容的にみると,仮名では,7〜8米では,0と+が相半ばし,9〜10米では累加が増す(84〜50%).ラ環では,7〜8米で+が増し9〜10米では累加と—がみられる.3〜10米を通じ0-24>+13>−3である.5米からでは0=+>—である.ラ環では019>+16>−5となり5米からは0<+>—で,距離が遠くなると累加側に傾く.—が8米辺からでてくるのも注目すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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