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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻2号

1950年02月発行

文献概要

臨床實驗

山羊の半溶血或は赤血球の家兎大槽内反復注入による視神經交叉部附近蜘網膜及び視神經のアレルギー性変化に就て—〔附〕球外視神経炎の原因としてのアレルギー性網膜炎の意義

著者: 赤松二郞1

所属機関: 1倉敷中央病院眼科

ページ範囲:P.74 - P.78

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第1章 緒論
 我々の臨床に於てはかねてより視神経交叉部附近蜘網膜の変化が視神経の変化特に其の機能障碍の原因になるか否かに就て実驗的研究を試みて來た.而して我々はさきに最新ツベルクリン或は大腸菌毒素を家兎大槽内に反復注入する事によの交叉部附近蜘網膜にアレルギー性変化が起り同時に視神経にも中隔組織の炎症と共に神経纎維のMarchi変性が起る事を証明した.本報に於ては更に家兎大槽内に山羊の半溶血或は赤血球等を反復注入する事により交叉部附近蜘網膜及び視神経にアレルギー性反應を起す事が出來たので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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