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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻2号

1950年02月発行

文献概要

臨床實驗

全身疲勞の視機能に及ぼす影響—(第1報 近点の変化)

著者: 大槻弘右1

所属機関: 1三重医大眼科学教室

ページ範囲:P.78 - P.81

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第1章 緒言
 全身疲労時に感覚器系統の鈍麻に基く災害の発生が屡々惹起される点や,閃光融合閾法が疲労判定指標として相当注目すべき成績を挙げている事実から感覚器系統が全身疲労と密接な関係にある事は充分察知し得られる所である.
 バウルは種々なる條件に於ける兒童の疲労に就き,シヤイネル法を以て近点を測定し疲労時の近点近接説を唱えた.之に対し三木は肉体労働による全身疲労時その一部現象として毛樣筋の疲労により近点の延隔を來すと述べている.故に私は先づ全身疲労の近点に及ぼす影響を探求したのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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