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臨床實驗
斜視と融像能力の缺陷
著者: 佐藤邇
所属機関:
ページ範囲:P.98 - P.100
文献購入ページに移動 斜視の原因に就てはBielschowsky9)に依れば,既に二世紀前より述べられていて,De la Haire(1743)は黄斑部の位置異常が斜視の原因であると考えたとの事である.それ以後の諸説は多数あるが,これを器質的異常と機能的異常とに分類する事が出來る.
器質的異常としては,眼窩と眼球の大きさ並びに形態の異常,瞳孔間距離の大小,外眼筋の強弱及び長短,腱の附着位置の異常,筋鞘の彈力,長さの異常,或は眼球後部組織の異常等が論ぜられており,簡單に表現するならば眼球と其の附属物との具合が惡いと云えるであろう.
器質的異常としては,眼窩と眼球の大きさ並びに形態の異常,瞳孔間距離の大小,外眼筋の強弱及び長短,腱の附着位置の異常,筋鞘の彈力,長さの異常,或は眼球後部組織の異常等が論ぜられており,簡單に表現するならば眼球と其の附属物との具合が惡いと云えるであろう.
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