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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻6号

1950年06月発行

文献概要

臨床講義

緑色腫

著者: 藤山英壽1 枡谷儀一1

所属機関: 1北大眼科

ページ範囲:P.255 - P.258

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 これは帶緑灰白色をした一種の新生物で,好んで頭蓋骨や躯幹骨の骨膜上に多発性に発生し,予後の絶対に惡い疾患である.
 本症はGrawitzによると1820年Allan Brunsの発表が初めてゞあつて,その後Virchow, Recklinghau-sen, Sternberg, Naegeliその他多くの学者によつて檢索の歩が進められ,我國に於ても林直助(1904),菅沼定男(1909)両氏の詳細な病理解剖的檢索をはじめ,数10例の報告があるのであるが,今尚その本体をはじめ不明の点が多く,今後の檢索に待たなければならない事ばかりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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