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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻8号

1950年08月発行

臨床講義

眼外傷

著者: 植村操1

所属機関: 1慶大眼科

ページ範囲:P.345 - P.346

文献概要

 今囘は都合上患者を供覽しないで,眼外傷の内で打撲によるもので,眼外部に創口のない場合に見られる変状を述べる.打撲には種々の原因があるが,最近は野球熱が盛んで,特に「スポンヂボール」に因る打撲外傷が多いので,特にこゝにまとめて述べるのであるが,以下述べるすべての変化が同時に起るのでないことは勿論である.又「ボール」では起さないような強力な打撲傷も付け加えて述べる.「ボール」に因る外傷は軟球に多く,硬球には少い.捕手,審判者に多い.之は軟式の場合には「マスク」を用いないことが多く,又球に弾力がある爲めに,眼球を眼窩内に強く圧迫する爲めである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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