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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科4巻8号

1950年08月発行

文献概要

手術メモ・ⅩⅤ

眼瞼内飜及睫毛亂生

著者: 中村康1

所属機関: 1日本医大

ページ範囲:P.350 - P.352

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 眼瞼内飜と睫毛乱生とは元々其の起る原因が異るけれども手術方法としては屡々共通のものがあり病症としても合併することが尠しないので此処に一諸に述べることにする.
 眼瞼内飜は瘢痕性内反,痙攣性内反,老人性内反を区別する.眼瞼内反に類似し乳兒期,少年期,思春期のものに多く見るものに睫毛内反があり,之は眼位置異常も睫毛の生え方にも不整はないが瞼縁皮膚の贅皺に押されて睫毛が直立し或は内反しているものである.此に上瞼睫毛内反,上瞼睫毛内反がある睫毛乱生は睫毛の生え方に不ぞろいがあるものである.此時屡々眼瞼内反を伴うもので同病異語の如く誤解している人もある.其は正しくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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