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臨床實驗
フリクテン性疾患に對するレスタミンの局所療法
著者: 大山秀1 淸沢兼久1
所属機関: 1横浜中央病院眼科
ページ範囲:P.364 - P.366
文献購入ページに移動私共は結核ア性疾患の発生は全身の結核ア状態にAn—ageを置くは勿論ながら,其の眼局所発現に関しては局所的要約の重要性に鑑み,又抗原体反應に際して生ずるとされる組織のヒスタミン発生が必ずしもア炎の本態でもあるまいとの見解から,眼疾患の如き局所的なものに於ては抗ヒスタミン剤の投與は全身的より寧ろ局所に集中的に作用せしめた方が効果的ならんと考へ10月以來レスタミンの局所療法を施行し見るべき効果があつたのでここに報告し諸先輩の御批判を仰ぐ次第である.
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